JFSA,アルカイールアカデミーは過去10年に渡り児童、生徒に教育および雇用支援活動を続けてきた。この間、生徒たちに対し、保健医療のNGOが衛生教育を行い、また学内に医療相談を行えるクリニックを設置出来るようになった。しかし、クリニックの薬剤は常に不足しており、生徒の衛生教育も子供たちの生活環境の多様な困難性のために改善は進んでいない。
そこで平成19年4月初旬にカラチ市内のアルカイールアカデミーを視察し、今後の改善策についてJFSA田辺会長、西村氏と四街道徳洲会病院小森事務局長、四街道徳洲会病院兼TMAT監事原野は将来にわたる保健医療改善プロジェクトについて協議を行い、以下にその骨子について列記する。
- 保健衛生プロジェクト;年に1度スラム街および生徒の家庭訪問を行い、衛生環境の問題点を分析し、現実的な保健衛生教育の普及を目指す。概ね医師2名、保健師(ないし看護師)1名、コーディネーター1名にて実施する。パキスタンの大学病院、京都大学公衆衛生学教室と共同にて実施予定。
- 技術移転プロジェクト;持続可能の開発を考慮した場合、パキスタンの医師を巻き込んできかなければ、関心は長続きしないと考えられる。クリニックの継続にも一人でも多くのパキスタン人医師の関与が重要である。そこで、医療技術の移転を名目に、外科、口腔外科を中心に年に1回以上、1回1週間を目処に手術および術前、術後管理の指導を行う(パキスタン医師には技術交換もしくは当方が研修させてもらうという名目の方がプライドを傷つけなくて好ましい)。できればアルカイールアカデミーの生徒が好ましいが、場合によってはカウンターパート病院で治療を受ける患者さんでも可。
- 日本研修;アルカイールアカデミーの推薦する医師、看護師を日本に招聘し、徳洲会グループの病院で各科、各分野の研修を行う。
手法:
JFSA;現地コーディネート、派遣中の安全性確保
四街道徳洲会病院、TMAT;人材派遣、人材教育(人材派遣中の給与については病院負担とする。)


原野和芳院長はTMAT監事兼トレーニング最高責任者である。2007年度より「災害救護とTMAT理事長の徳田哲先生の指導の下、国際医療協力;ベーシックコース」と「災害救護と国際医療協力;アドバスコース」の企画、実施、評価を中心的に実施しています。両コースは同じ徳洲会グループ病院の岸和田徳洲会病院(橋爪先生)、札幌徳洲会病院(清水先生)、茅ヶ崎徳洲会病院(早田先生)、静岡徳洲会病院(河内先生)、東京西徳洲会病院(清水先生、吉看護師)、千葉西総合病院(内野先生)、大和徳洲会病院(城倉先生)達とともに、当院の松本先生、瀬戸看護部長、下村師長、荒尾副主任、宇野看護師、内田看護師、鈴木リハビリ科主任、大枡ME副主任、平井薬剤部副主任、川辺師長、加藤総務課係長、上原医事課主任、岡田医事課職員等など、部署間を越えて、この教育、人材育成活動を推進しています。
研修医教育、後期レジデント研修コース
当院は、臨床研修指定病院であるとともに、各科認定医、専門医の研修病院、研修関連施設に認定されています。地域医療を担う、優秀な医師、看護師、コメディカルを育成する責務があります。このような教育活動においても当院の「災害救護と国際医療協力」というキーワードで、国内外で活躍できる知識、経験、技術を携えた人材を養成するプログラムを作成しています。










